異常気象による気温上昇の影響で、地上の大部分が水没してしまった世界。World Government《世界統治機構》によって管理され、人口減少のため、労働をロボットやアンドロイドに担わせることが推奨されていた。
そんな世界で、街外れの空き家に暮らす、なぜか持ち主のいないアンドロイド、コバルト、ケイ、クロム、ネオンの四人。彼らにある問題が沸き起こる。
「電気代がないってことは――充電ができない?」「ということは……強制シャットダウン!?」
電気代を支払うため、彼らは新時代の象徴としてそびえ立つエンターテインメントタワー『バベル』へ挑戦する。
その中で彼らは、一人の天才少年と出会う。
少年の“心”に触れた瞬間、突如、四人の中で、特別なプログラムが作動する。
「大丈夫。きっとまた会えるよ。たとえどんな困難がおとずれたとしても
――運命を、手に入れるために。」