「今日も朝まで付き合ってくださいね、俺の奥さん?」
悪妻に転生したはずなのに、どうして愛おしそうな目で見てくるの――!?
ある日気づいたら、昔読んだ小説の悪妻キャラ・イルゼになっていた。主人公のギルバートとヒロインの仲を邪魔するイルゼの結末は、娼館落ちという悲惨なもの。本来の展開を変えるべく、イルゼはギルバートとの円満離婚を思い立つ。
悲惨な結末さえ回避すればこの世界も楽しめるかも!なんて考えていた矢先、ギルバートが寝室に現れて!?
「その泣き顔は悪くない」
「せいぜいそのまま嫌がるフリをしていてください」
踏んだり蹴ったり抱かれたり(?)で散々なイルゼとクールなドS公爵の恋模様にときめき必至のラブコメディ!